暮らしの知恵

通院・付き添いで借りるマンスリーマンション。病院への行き来と生活の確認ポイント

通院や付き添いでの滞在準備をイメージしたバッグと手帳、温かいお茶

東京在住35年のコンシェルジュです

離れた病院へ通うため、あるいはご家族の入院に付き添うために、東京でしばらく過ごすことになったら。病院へ行きやすいことはもちろん、戻ってから食事をとり、着替えを洗って休める場所も用意したいですね。

キッチンや洗濯機のあるマンスリーマンションなら、数週間から月単位の滞在中も、部屋で家事をしながら暮らせます。ご本人が滞在する場合と、付き添うご家族だけが泊まる場合では、必要な部屋も変わります。

地図の距離だけでは分からない行き来や、部屋で過ごす時間のこと。順に思い浮かべながら探してみましょう。

病院の近くでも、入口までの道はそれぞれ

大きな病院では、敷地に着いてから受付まで歩くこともあります。通う診療棟や、普段使う入口が分かれば、そこまでの道をたどってみてください。

歩いて行くなら、坂道や横断歩道、途中で休める場所。電車なら乗り換えやエレベーター、バスなら帰りの便も見ておきます。駅から近い部屋でも、遠回りしないとエレベーターへ行けないなら、思ったより時間がかかるかもしれません。

行き来する場所 見ておきたいこと
部屋から建物の外まで 玄関・共用部の段差、階段、エレベーターへの通路
建物から駅やバス停まで 坂道、歩道、横断歩道、雨の日の移動
電車・バスを使うところ 利用する時間帯、乗り換え、帰りの便
病院の敷地から受付まで 使う入口、診療棟、建物内の案内
タクシーに乗るところ 建物近くの乗降場所、予約の方法、費用

「徒歩5分」とあっても、ゆっくり歩く日や荷物の多い日は、もう少しかかることがあります。受付時間から逆算するときは、余裕を持たせておきたいですね。運行時刻や病院の入口は、それぞれの公式案内でお確かめください。

写真で見たいのは、玄関から寝具まで

エレベーターのある建物でも、玄関前に段差があることがあります。室内に入ってからも、ベッドの周りや浴室の入口など、毎日使う場所を見ておきましょう。

杖や車いすを使う方は、「玄関からトイレまでの通路を知りたい」「扉の幅が気になる」と、必要な箇所を具体的にお伝えください。車いすなら、幅だけでなく向きを変える場所も必要です。浴室のまたぎや寝具の高さなど、写真で分からない寸法は問い合わせたいところです。

東京コンシェルジュでは内見を行っていません。ご自身に必要な設備や通路の状況が分かってから、お申し込みをご判断ください。

マンスリーマンションは住まいであり、医療・介護を提供する施設ではありません。滞在先で必要な支援については医療機関などへ、部屋の設備については運営会社へ。それぞれに聞いておくと、部屋に備わっていると思っていたものがなかった、という行き違いを避けられます。

二人で泊まるなら、休む時間と身支度の場所も

一人がベッドで休んでいる間に、もう一人が食事をしたり翌日の支度をしたり。同じ部屋で過ごすなら、家具の位置や照明の使い方も気になりますね。

人数が二人だから寝具も二組ある、とは限りません。利用人数の条件と、寝具の数・追加料金を合わせてお尋ねください。途中で付き添う方が交代する予定も、申し込みの際にお話しいただくと手続きを確かめられます。

付き添いの方だけが泊まるなら、病院から戻る時間に合わせた部屋探しを。夜に着替えを洗い、翌朝また出かけるなら、洗濯機から干す場所までの使い方も見ておくと助かります。

戻ってから、買い物に出直さずに済むように

病院からの帰り道に夕食を買い、部屋で温めて食べる。そんな過ごし方なら、いつも帰る時間に開いているお店が近くにあると便利です。店までの距離だけでなく、営業時間も一緒に調べておきましょう。

料理をする方は、必要な鍋や食器も荷物に入れておきたいですね。東京コンシェルジュでは、食器・調理器具やアメニティ類はオプションです。設備とオプションの案内を見ながら、持参するものを選べます。

医療機関から食事の指示を受けている方は、その内容に合う準備ができるかも確かめておきます。洗濯物を干す場所や乾燥の方法も、着替えを何日分持っていくか決めるときの参考になります。

日程がまだ読めないときの相談

いつから部屋が必要か、今のところどれくらい滞在しそうか、次の予定はいつ分かるか。ご相談は、分かっている日程からで構いません。

東京コンシェルジュの延長は空室状況によります。同じ部屋が空いていない場合もあるので、延びる可能性があることを最初にお伝えください。早めに退去する場合の手続きや精算も、契約・変更の案内と合わせてご相談いただけます。日数が短くなった分が必ず返金されるわけではありません。

予算には、部屋代と病院までの交通費を合わせておきましょう。部屋代が少し低くても、タクシーを使う回数が増えると、全体の費用は変わります。

お部屋探しのために、治療の詳しい内容までお伝えいただく必要はありません。病院名、日程、人数と、「階段を避けたい」「寝具の高さを知りたい」といった住まいの条件をお聞かせください。

通院・付き添いの滞在先を相談する